勢いだけで独立しても、決してうまくいきません。独立を本気で考えるなら、いくつか事前に準備しておくべきことがあります。
独立を考えた際にまずするべきことは、勝負しようと考えている分野・業界の競合調査や情報収集です。
競合や業界の特徴をあらかじめ丁寧に調査しておけば、情報をしっかりと分析したうえで対策を練ることができます。周囲に独立している人がいれば、その人から話を聞くのも良いでしょう。
また、最新の業界の動向を把握しておかなければ、新たな仕事を開拓していくことはできません。キュレーションサイトなどを活用し、常に業界のトレンドをチェックしておきましょう。
独立後にコンスタントに仕事を獲得するには、それなりの人脈が必要です。
そのため、会社員時代から、次の仕事につなげるための人脈づくりをしておくと、独立後の仕事の獲得に結びつきやすいでしょう。
会社を退職したのなら、これまで加入していた会社の健康保険から、国民健康保険・組合保険への切り替えも必要です。健康保険の資格は退職日の翌日に失効するので、そこから14日以内に手続きを行いましょう。
また、厚生年金の対象ではなくなるので、国民年金に加入する必要があります。
言わずもがな、資金準備も独立前に行っておくべきでしょう。
独立すると、設備費や経費、生活費など、何かと経費がかさみます。そのため、あらかじめ当面の生活を保証できる程度の資金を用意しておく必要があります。
また、独立すると、会社員時代より社会的な信用度が低くなるので、クレジットカード申込や住宅ローン審査などが必要な場合、独立前に済ませておいた方が良いでしょう。